RESEARCH

研究について

OUR APPROACH

ORKAの健康研究開発への
アプローチ

ORKAホールディングスの研究開発は、代表の神谷が早稲田大学在学中にのメディカルフィットネスの研究からスタートしています。共同研究先の京都大学では、主に脳波と腸内細菌に関する研究を、早稲田大学では、運動と脳波、ホルモンに関する研究を行ってきました。それ以降も、専門機関と連携し、研究開発に取り組んでいます。研究発表の中には、日本アンドロジー学会にて、医師および製薬会社研究員以外の研究者による学会初の研究発表、発育期の運動が身体発育に及ぼす影響、Effects of Exercise on Electroencephalographic Mean Frequency(運動が脳波の平均周波数に及ぼす影響)など、健康増進を実現するための研究を続けています。

RESEARCH HISTORY

運動研究から腸内環境研究へ
脳を活性化する脳腸相関とは?

ORKAでは起業以来、「健康 / Wellbeingな暮らし」について科学的な見地から地道な研究を続けてきました。当初は、運動が与える脳の活性化とそれによって導かれる健康状態の向上を目指し、メディカルフィットネスプログラムの提供と研究をスタートしました。しかし、運動でも効果を感じられない人が見られた事から、あらゆる条件の人に効果的であると思われる腸内細菌の働きを利用する研究を開始しました。

これにより酪酸菌、糖化菌(納豆菌)、乳酸菌などの善玉菌が腸内環境を整えることで、脳と腸を活性化するホルモンを生み出されることが分かってきました。このように、運動を超えて脳の活性化に寄与する腸内環境の仕組みは、近年「脳腸相関」として注目を集めており、これらの研究は日々の活力向上、質の良い睡眠、美肌など、健康的な毎日のサポートに役立つことが期待されています。

DEVELOPMENT STORY

腸内細菌および脳活動改善の研究

研究内容・方法
これまでの脳科学研究によると、Dominantアルファ波平均周波数(以下、Dα)は、若年層が10.8Hzであるのに対して、6~70歳代では9.0Hz、80歳代では8.0Hzと、年齢が高くなるにつれて数値の減少傾向が顕著になったと報告*されています。しかし、活力ある高齢者では10.2Hzと高いことも判明*しており、ORKAの研究でも活動的な成人男性のDαは先行研究と同じ数値を示しています。
*参考:大友(1974)、亀井ら(1990)

【実施内容①】
Dαが活力ある高齢者のピーク値よりも低い活動的な成人男性(40代後半)に腸内細菌混合末を1週間処方。
処方前と処方後に脳波測定器を用いて測定しました。

【データ結果①】
脳波(Dominantアルファ波平均周波数)が9.23Hz→10.95Hzと18.63%向上しました。

【結論①】
腸内細菌の摂取により、脳活動を向上させることが示唆された。

【実施内容②】
フソバクテリウム属が平均値(0.83%)*よりも高値を示す活動的な成人男性に対し、腸内細菌混合末を1週間処方。処方前と処方後にフソバクテリウム属の数値を測定しました。
*参考 : マイキンソーより

【データ結果②】
フソバクテリウム属が1.05%→0.119%と、88.7%減少しました。

【結論②】
腸内細菌の摂取により、悪玉菌を減少させることが示唆された。

【実施内容③】
IIEF-5が中等度(12-16)*を示す成人男性(40代後半)に対し、腸内細菌混合末を1週間処方。処方前と処方後にIIEF-5およびEHSの数値を測定しました。
*参考 : 日本性機能学会ガイドラインより

【データ結果③】
IIEF-5は14→22と557.1%増加し、EHSは2→3へGrade1.向上しました。

【結論③】
腸内細菌の摂取により、EDを改善させることが示唆された。

【実施内容④】
活動的な成人女性に対し、腸内細菌混合末を1週間処方。処方前の1週間と処方中の1週間の睡眠時平均心拍数と平均心拍変動*を測定しました。
*平均心拍変動 : 心臓の 1 拍ごとの拍動の長さの変化

【データ結果④】
睡眠時平均心拍数は57.1回/分→54.1回/分と5.3%減少し、睡眠時平均心拍変動は73.3ms→78.7msと7.4%向上しました。

【結論④】
腸内細菌の摂取により、自律神経の活動を抑制させることが示唆された。